どうも、べーやんです!!
今回のテーマは「FIRE」!!
お金です!
社会に生きていく中で、切っても切れない大切なお話。
美容師として合理的かつ最適な働き方を問わず語りしたいと思います!
将来の自分に不安がある方は是非ご一読ください!
目次
【FIRE】とは?
世間でもだいぶ広まってきたワードになりましたね。
なんとなくでも聞いたことがある人が多いんじゃないでしょうか?
【FIRE】とは、 Financial Independence Retire Early の略で
・Financial 「財政上の」 「金融の」
・Independence 「独立」 「自立」
・Retire 「退職する」 「引退する」
・Early 「早い」 「早く」
分かりやすく言うと、「働かずに資産を取り崩して生きていく」という事なんですねぇ~(笑)
働くことに依存していないので毎日趣味やボランティアを中心にしたりもできますし、家族と過ごす時間をより多く持つこともできます。
FIRE達成の条件は一般的に
「年間の生活費の25倍を貯める」
「その資産を運用し4%で取り崩す」
と言われています。
年間の生活費が200万円かかると5000万円、300万なら7500万円、400万なら1億円を貯め、それを資産運用を用いて4%づつ取り崩すと元本を減らさずに運用益だけで生活費を賄うという仕組み。
そうするとあら不思議、元本を減らさずに暮らせるマネーマシンの完成という訳です。
とはいえ運用益は必ず発生するわけではなく、毎年変動するものですから時代に合わせた投資方法を選択するスキルも必須と言えるでしょう。
と、ここまでが【FIRE】の内容になります。
内容を聞いて世間的に薄給と言われている美容師にとって〇〇千万という金額は途方もない金額に感じているのではないでしょうか?
親の遺産でもない限りそんなの無理だよ~って思いますよね?
僕もそうです。
29歳で結婚した時貯金30万円くらいしかなく、嫁さんのお金で結婚指輪を買ったもんです(笑)←ワロエナイ
美容師の所得でFIREは難しい
そうです、普通の美容師の平均所得でFIREできるほどの資産を貯める事は中々むずかしい。
そもそも早期で仕事を辞める必要があるわけではないですが。
それでもこのFIREは全ての美容師に必要な考え方だと思っています。
何故なら美容師の所得は晩年に向けて下がるから!!!
これは一部の能力者や経営者を除いてほとんどの美容師に当てはまる事実として受け入れて下さい。
ここでの晩年は50歳以降と捉えてもらっていいでしょう。
僕は現在35歳ですが、もうすでに手首と親指の付け根が腱鞘炎っぽい、肩が痛い、膝が痛い、偏頭痛持ちすぐ疲れる等々様々な体の不調に苛まれています。
すでにこんな状態の僕が15年後の50歳になっても現在のパフォーマンスを維持できるでしょうか?
正直無理ですね。
となると僕は現在の売上をキープ出来ない事になるので、スタイリストとしての報酬も低くなる事は明らか。
これはかなり問題だと思いませんか?
そこでいい方法があるのです!
【サイドFIRE】こそ美容師の最適解
そう、サイドFIRE!!!
それは「仕事を継続あるいは減らしながら、資産運用を用いて生活費の一部を賄う」というもの。
FIREでは生活費の全てを賄うために、原資として25年分の生活費が必要でしたが、【サイドFIRE】では一部なので必要な原資も少なくなるわけです。
試しにシュミレーションをしてみるのでついてきてくださいね!
仮に50歳から年収が400万円から350万円に減ったとします。
その差額は50万円。50万円少なると困るので何とかしたいですよね~。
この差額を【サイドFIRE】の考えを用いて4%ルールでフォローすると、
50万円 ÷ 4% = 1250万 (税金は考慮しない)
となり、サイドFIRE達成に必要な資産は1250万円という事になります。
1億円というと中々難しいけど50歳までに1250万円は何とかなりそうじゃないですか?
計画的に資産形成すればだれでも必ず達成できる数字だと僕は断言できますよ!
体が資本の美容業において、晩年に本業以外からの継続した収入があるというのは精神的にとても安心できる材料なのです。
サイドFIREまでの道のり
自分がどれくらいの資産が必要か分かったら次はどうやってその資産を作り出すか考えていきましょう。
50歳までにどうやっていくら作るのか?
ポイントはサイドFIREの為の資産形成なので通常の使用目的の貯金とは切り離して考える鉄の心と余裕を持った期間設定が必要です。
20歳からの試算で行っていきたいので年齢が違う方はご自身の年齢に置き換えてシュミレーションして頂けると助かります。
貯金
毎月の給料から少しづつ貯金にまわして資産形成するパターンです。
20歳から30年間で1250万円を貯める場合、
1250万円 ÷ 30年 ÷ 12か月 = 約3万5千円
毎月約3万5千円必要になる試算となりました。
駆け出し美容師の月給はだいたい手取で14万~ぐらいがスタンダードなのでそこから3万5千円を捻出するのは至難の業。
現実的に考えると所得の低い10年間を1万円を積立てその後から一気に入金力を高めていく作戦が有効かもしれませんね。
・1~10年 1万円
・11年~30年 5万円
合計で1320万円
書いてて思いましたけどけっこうキツイですね!!
結婚や家を買ったりと大きな買い物がある時にこれだけの貯金をしていくのは実際とても困難な気も・・・
使用目的貯金と混同して使ったりしてしまう可能性があるので管理に工夫も必要かもしれません。
積立NISA(投資信託)
僕が一番おススメしたい方法はこれ!
詳しくは👇の記事をご覧ください。
つまりサイドFIRE後の資産運用原資を資産運用で作ろう!って事です。
積立NISAの最大年間の積立額が40万円で2043年まで積立可能なので2022年から始めたとして満額で880万を年利5%で運用して全ての非課税期間を使いきった場合資産は2000万円を超える結果になります。(42年後)
そしてその資産をそのまま4%取り崩しに載せてサイドFIRE完成!といった具合です。
ただ、貯金の所で述べたように20代前半での入金力は弱く計算する必要があるのでリアルなシュミレーションをすると、
1~5年 1万
6年~22年 3、3万 (年40万)
合計 740万
それぞれを20年の非課税枠を使いきる&年利5%で試算した場合
合計約1800万円
※22年分の20年なので非課税期間を使いきると42年後(62歳)になるので注意
20歳から始めても非課税期間を使いきると62歳になってしまうので50歳時点ではここまでの金額にはなっていないですがそれでも貯金に比べればとてもいいパフォーマンスですね。
欲を言えば最初の1万円の積み立てを5000円でも1万円でも増やす事が出来ればもっと余裕のある資産を作る事が出来るでしょう。
ただ貯金をすると740万ですが長期&非課税運用を使いこなせば約1800万になるのはとても魅力的ですよね。
ただし、この試算は年利5%で運用した場合であり、実際の運用はその年によって変わる事と必ず資産が増えるといったわけではないという事を理解しておいてください。
逆を言えば、もっと多くの利回りで運用できるという楽しみもあります!
副業をする
さきほどの2点は美容師として得た収入をやりくりして将来の肥やしとしましょうという方法でしたが、こちらは全く別!
美容師とは別に収入を得ていこうといった作戦です。
ざっくり思いつく副業は、
- バイト(正社員は注意が必要)
- ネットビジネス(ブログ、ユーチューバー等)← 僕はコレ
- スキルを使う(動画編集等)
- せどり(転売等)
他にも探せばありそうですが、自分が仕事の傍らで問題なくやっていけそうであればおススメです。
ただ注意が必要なのが、サロンで正社員として雇われていると普通のアルバイトが難しくなります。
その理由は、
労働者が事業主の異なる複数の場所で労働する場合は、労働時間を通算して管理しないといけない(副業が個人事業主などの場合は不要)ので、通算して法定労働時間を超えた時間に対して割り増し賃金を支払わなけれがいけないから。
ちょっと小難しくてすいません!
例をだして話すと、
美容室で9時から17時まで働いて、そのまま18時からセブンイレブンでアルバイトを4時間したとします。
美容室では8時間しか働いていないですが、セブンイレブンで4時間働いているのでこれは合算してくださいね!そしたらセブンイレブンの4時間分には時給+割り増し賃金を支払う義務が発生するという訳です。
割り増し賃金をもらえる側は嬉しいですが、4時間しか雇ってないセブンイレブン側にとっては困りもの。つまり、まず採用は基本的にありえないという事です!
ちなみにウーバーイーツのような雇用形態は可能なので検討もありですね。
空いた時間を有効活用して所得を増やし将来の備えとする事はとてもいい事だと思います。
さらに副業を通じて美容師以外のノウハウやスキルを手に入れて、美容師に役立てる事も出来ます。
実際僕もブログを通じてSEOの知識を得てサロンの集客に役立ててますし。
知見を広がって所得も増える、一石二鳥の副業はとても魅力的な資産形成の方法です。※体をこわしたり、本業に影響のない範囲が大事ですけどね。
まとめ お金は必ず必要になる!
と、お金お金といやらしい記事になりましたが、それでもお金は大事。
お金だけあれば幸せになれるとは思っていませんが、長い人生必ずお金が必要になる事があります。
これは僕の考えになりますが、大好きな美容師を続けていくために将来のお金の不安を可能な限り少なくした方がいい。それは周りの大切な人も幸せにできる根拠になるはずです。
お金の心配さえなければ、美容師を好きでい続ける自分を肯定できる。
「FIRE = 美容師を辞める」ではなく「サイドFIRE = 美容師を続けていくための考え方」として活用してもらえると嬉しいです。
という訳で今回も現役美容師の問わず語りを最後まで読んでいただきありがとうございました!
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