どうも、べーやんです!
いきなりですが皆さん、いつかは独立したいですか?
実際独立したい美容師さんってどのくらいいるんですかね?
昔に比べてそういった人は少なくなった気がします。(少し寂しみ。。。)
でもいつかは自分の城を手に入れたい!って人は必ずいるはず!
という訳で今回は美容師の独立シュミレーションについて問わず語りしていきたいと思います。
目次
独立はいろいろと大変だった
実はわたくし、2020年11月にとりあえず的な感じで独立をしております!気になる方は読んでみてください!
👇独立した時のお話👇
とりあえず的な独立なので細かな設計などはあまりなく人の事、お金の事、手続きの事何が何だかさっぱりさっぱり・・・
毎日が手探りで少しづつ問題をクリアしていったって感じです。
いい経験になったのは間違いないですが、けっこうしんどかったってのが本当の感想(笑)
やっていく中で経験になるし、やってみないとわからない事だらけなのですがそれでもちょっとは独立がどんなものなのかを知りたいですよね?
少しづつ理解していきましょう!
ビジネスをしていく上で一番大切な事
ビジネスをしていく上で一番大切な事はなんだと思いますか?
アシスタントもスタイリストも社長になった気持ちで想像しましょう。
目を閉じて考えてみて下さい!
立場や人によって答えは変わるでしょうが、僕ならこう答えます。
事業を黒字にすること!
家賃や広告費を払いスタッフに給料を払い様々な費用を払い税金を納め銀行に返済を済ませ、自分の生活費を除いてそれでもキャッシュが残っている状態こそがもっとも大切な事でありサロンを継続していくための必須条件です。
お店がおしゃれとかスタッフの仲がいいなんて事ももちろん大事ですが、そこが本質ではないという事をしっかりと理解しましょう!
美容室にお客様をお招きし、髪と心をキレイにし、その上でお金を頂く。
頂いたお金の合計が支払うべきお金を超えていないとそれはビジネスとして成立していません。
本質だけでいえばその他は全て枝葉。
サッカーの本質はゴールを決める事であって、ドリブルでもパスでもないって話ですね。
美容室の廃業率
もし黒字化できなかった場合どうなるか?
ジ・エンドです。
恐らく借金をしている人がほとんどなのでそれはそのまま残るでしょう。
借金がそのまま残ってなんなら撤退費用まで嵩んでくるなんて考えてたら西野カナレベルで震えますよね?
参考までに美容室の廃業率を見てみましょう。
- 〜1年 60%
- 〜3年 90%
- 〜10年 95%
どうでしょうか?
1年で6割、3年で9割の美容室が廃業しているという事実。
さらに西野カナですね。
廃業の理由は様々でしょうが、大多数は黒字化できずにキャッシュアウトして存続できないと言った流れがほとんどでしょう。
理想を叶える前にまずは 生き残る = 黒字化する ことが最も大切なんです。
美容室経営にかかる経費
となると理解したい内容がここ。
経営していく上でかかるお金は何があるか?を理解しましょう。
- 家賃
- 返済
- 材料費
- 人件費(会社負担分社保込)
- 広告宣伝費
- 水道光熱費
- 保険料
- ロイヤリティ(場合による)
- 税金(所得、住民、事業、消費)
- 顧問料
- 雑費
ざっと思いつくだけ出してもこれこくらいかな?
人件費やロイヤリティ、顧問料なんかは必要ないケースもあるのでそれぞれで計算して下さい。
補足として全て税込で計算し、支払う消費税をざっくり6%くらいで設定しとけば大丈夫です。その他の税金は住民税(自分)やら所得税やらといろいろと来ます。法人か個人かで税金や保険が変わって来るのですが、内容が多すぎるのでここでは割愛させて下さい。
ある程度把握できたら、かかる経費を合算してさらに自身の生活費を加えたものが実際の黒字になるラインです。
埋まらない数字がある時はオーナーか店長に聞いてみましょう。
サロンによって独立の雰囲気は嫌がられることもあるので変な感じにならないように!笑
ちなみにこの費用が何のことはわからないって人は独立して結構苦労するかもしれないので個別に調べて勉強した方がいいと思います。
どんぶり勘定でも経営できないわけではないですが、やっぱり経営はそんなに甘くないと思うのでできることから準備が大事です。
3つの固定された経費を抑えよう!
とりあえず数字を並べたけど、いまいちピンとこないですよね?
わかります。
そんな時は固定された経費から理解していきましょう。
固定された経費とは、売上やスタッフ等の状況において影響を受けない毎月変動のない(少ない)固定された経費のこと。
先ほどあげた経費の中でいえば、
- 家賃
- 返済
- 広告宣伝費(一部)
細かく言えば他にもあるんですが、経営していく上で軸になるのがこの3つです。
はっきり言えば、この3つの数字さえ攻略してしまえば美容室経営は成ったも同然です!
もちろん最低限の技術と経営スキルがあればの話ですが、それほどこの3つの経費は重要。
1つづつしっかりと深掘りしていきましょう。
家賃
最重要項目の一つ、家賃!
キングダムで言えば、王翦みたいなレベルです!←(唐突!)
考えなしにお店を構えてしまうとその時点でゲームオーバー。
家賃の目安は、
エリア相場以下であること
予定技術売上の5%〜10%以下であること
家賃を見るポイントはエリアの相場で見ることはもちろんなのですが、それ以上に想定する売上に対してのパーセンテージでイメージする事です。
これ以上の割合は特殊なケースを除いて推奨しません。
イメージとしては忙しい1日の売上でカバーできる感じ。
見栄えや好立地を狙って高い家賃を払ってしまうと後で痛い目をみますのでしっかりと自身の能力と照らし合わせて可能な限り割安な物件で経営する事が大事です。
返済
ここも家賃に次いで経営を圧迫してしまうとかなり苦しい所。
内装や備品にこだわりすぎるとかなりお金がかかるので必要ない部分はできるだけ減らす努力が必要です。
かなり厳しめの設定ですが、返済の目標値は、
予定技術売上の5%以下
が望ましいです。
普通にスケルトンから内装工事をすると1坪あたり30万~40万に加えて備品がのっかるので簡単に5%は超えてしまいそうです。
そこで一つオススメの方法が、
居抜き物件からスタートする
です。
居抜き物件でかかる費用は、敷金と譲渡費用(ない場合もある)のみで開業できるのです。
もちろん内装や備品を新調する場合もありますが、スケルトンから始める事を思えばとても割安。
古い物件から出来てそんなに経ってない物件まであるのでしっかりと吟味しないとダメですが、好立地で割安物件が混ざっていたりするので見てるだけでも楽しいですよ!
広告宣伝費
ここもかなり大切なポイント。
ネット集客媒体をはじめお客様に送るDMやチラシも広告宣伝費になります。
ここ最近はずっとホ〇トペッパービ〇ーティー1強時代が続き大半の美容室がこの媒体をせざるおえない状況になっています。オークションタイプで高いお金を払えば払うほど表示順位が上位となりより有利に集客できる仕組みでだんだんと全体のプランが吊り上がっていっているのが現状。
エリアやサロンの規模にもよりますが、その経費率は5%~10%以上を占めているサロンもあります。
ビジネスモデルにもよりますが、個人で経営するつもりであれば、毎月の広告宣伝費は最終的に
予想技術売上の3%以下もしくは0%
になるようにしましょう。
特にサロン規模が小さい場合はここに費用をかけない事。
つまり規模の小さいサロンはホ〇トペッパー〇ューティーを使用せずインスタ等の無料SNSでの集客が必須。
規模が小さい = 売上規模が小さい なので高額な広告宣伝費を固定で組んでしまうと一気にキャッシュの流れが悪くなります。
それでも広告宣伝費にお金をかけたい場合は、だんだんとプランを下げて最終的に解約する事も視野に入れた計画を練りましょう。
ちなみにサロンのオープン時やスポットで集客するための広告宣伝費は別と捉えて大丈夫です。
まとめ 低損益モデルこそ美容室の本質
なんだかケチ臭い話ばかりになってしまいましたが、それくらい固定の経費を下げる事は重要。
そういう意味ではお店をオープンした時点で勝敗が決まっているといっても過言ではないでしょう。
美容室が1年で60%も廃業してしまうという事実を考えればそれくらいシビアになるのはむしろ普通の事です。
経営努力によって低く抑えられた損益分岐点は最終的にとても多くの利益を会社に残してくれます。
同じ売上でも残る利益が多い。
これこそが低損益モデルの妙味と言えるでしょう。
残った利益は次のビジネスの種にするもよし、スタッフに還元するもよし。
お金に余裕があると視野も広く持てるし精神的にもとても豊かです。
お金は必ず必要になります。
これから独立を目指す美容師さん!
固定費を出来る限り低くして豊かさを勝ち取りましょう!
という訳で今回も現役美容師の問わず語りを読んでいただきありがとうございました!
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