どうも、べーやんです!
僕は1ヵ月の間に3冊必ず本を読むようにしてるんですが、やっぱり本はイイ!!
特にコロナでゆっくりしているので空いた時間はしっかりと学びに充てさせてもらってます!!
どうせ空いてしまう時間なら有効活用しないとね。
そんな中、【店長やアシスタントリーダー】あと【経営者】に絶対役に立つ本を見つけました!僕ももう3回読みました(笑)
その名も『武器としての「韓非子」』
ん??ってなってる方が多いと思いますがとにかく読んで欲しい!
特にリーダーとして悩みを抱えている人ほど参考になるはずです。
この本を参考にしてリーダーの在り方を問わず語りしてみたいと思います!
この本を読むと、
・リーダーシップの本質がわかる
・チームにとって有益な判断を身につける事が出来る
・キャプテンシーが身に付く
間違いなくリーダーとしての考え方が深まります!
目次
「韓非子」とは何か?
遠い昔、紀元前221年に中国を初めて統一した国「秦」の始皇帝がほれ込み広く採用された法と術が、韓非の書いた「韓非子」
。
ちょっとわかりづらいかもしれませんが、今絶大な人気を誇る「キングダム」に登場する秦の国王「政」こそが始皇帝なんですよ!その「政」が理想の巨大帝国を創り出すのにに最も参考にしたのが「韓非子」という訳です!
日本では「孫氏の兵法」がビジネスマン達の中でヒットして沢山の書籍がでましたが、僕個人の意見で言えば、「韓非子」の方が断然今のビジネスや組織の考え方にマッチしていると思います。
どんな事が書かれているのか?
「韓非子」では組織論を中心にリーダーの在り方や組織を成功に導く方法が細かく書かれています。
その中で最も重要な要素になるのが、「人間の本質」。
人は何を思い、どう動くのか。
君主(リーダー)と臣下(スタッフ)の利益はなぜ相反するのか。
厳しさ、冷徹さという愛情。
人を動かし、組織を成功に導く事こそがリーダーの役割。
性悪説を中心に人の心理とはどういったものなのかを理解して、その上で優れたリーダーとはどういった人なのか?が説かれています。
リーダーの本当の役割とは?
リーダーの仕事とはなんでしょうか?
あるいは大なり小なりをまとめている皆さんの仕事とはなんでしょうか?
スタッフから好かれる事?
自分がいい結果を残す事?
本当のリーダーの役割とは、
チーム(組織)の力をより引き出し、より高い成果をだせる環境を継続させ続ける事
です。
要するにリーダーの本質的なゴールは「結果」を出せ!って事ですね!
美容室の経営者や店長やアシスタントリーダーに当てはめて考えてみましょう。
スタッフ達の能力をしっかりと引き出し、より高い売上を上げ続ける事
これに尽きます。
リーダーたちは、「スタッフが自分を信頼してくれている」とか「自分の売上が一番高い」とかっていうのはいい事ですが、本質的なゴールではないということを理解する必要があります。
リーダーとて人間ですから、チームの利益よりも自分がリーダーとして承認される事をめざしてしまう事がありますが、
チームとして中長期的に利益を出し続けれる環境は結果として、そこに属するスタッフ達にもっとも還元できる環境であるともいえます。
リーダー達は、自分は利益を出せるチームをつくれているか?を考えてみましょう!
ここからは本書からいくつかの結果を出せるリーダーのポイントを抜粋します。
結果が出るチームは人が自ら動く
結果が出るチーム = スタッフ一人ひとりが考え、動ける
頭ではわかっていても、そういった環境を作れていないのも事実。
中々一人ひとりが自走する環境を作るのは難しいですよね?
韓非はその要素として
・公平感
・達成感
スタッフが自走する上でもっとも重要のはモチベーションであり、そこを支えるのが上のポイントとも言えます。※本書では連帯感についても触れていますがここでは複雑になるので割愛させてもらってます。
リーダーがその扱い方を間違えるとスタッフのモチベーションは急速に失われるでしょう。
公平感を失う
本来リーダーとは公平感を持っているという概念がスタッフにはあります。
なのでリーダーは「公平感を失う」する行為を排除していけばいいのです。
その行為の柱として、
自分自身の感情やものさしで裁量する事(自身の損得で考えない)
を徹底的に排除しましょう。
リーダーが自分の出世のために上司への報告を偽ったり、気に入ったスタッフだけ優しかったり、都合でルールを変えたりするとどうでしょう?
あっという間に有能なスタッフの心は離れていきますよね。
優れたリーダーはこの公平感を重要視しています。
そして自分ではちゃんとしていると思っていてもスタッフはそう思ってない事があるという事も理解しないといけません。
達成感という評価
続いて重要なのが、達成感。
スタッフが日々自身の仕事に成長や成果を感じている環境はさらにモチベーションを高めます。
そしてスタッフ一人ひとりが上げた成果をリーダーが把握して、承認してあげる事でそれは実現します。
承認とは ・・・ 褒めたり認めるだけでなく、結果に繋がらないことを叱ったりアドバイスする事も含む
褒めたりすることは出来ても叱ったりできないリーダーが増えて来ている気がしますね。
叱れる技術👇
ここでも感情や損得ではなく、「事実」に基づいてスタッフを評価できなければなりません。
日頃からスタッフ一人ひとりの時間の使い方や仕事ぶりを確認出来てないと「事実」を見落としてしまうので注意が必要です。
最も怖いのは、成果を出せてないのに評価を与えてしまったり、成果を出したのに評価しない事です。
これもまた有能なスタッフからやる気を低下させてしまうだけになります。
それだけリーダーがスタッフの仕事を「事実」を基に評価出来ているのか?は重大なのです。
リーダーはビジョン(目標)を示そう!
スタッフ一人ひとりが意思をもちモチベーションを高めながら自走する方法を学びました。
決まった目標を立てないででたらめに矢を放っていれば、たとえ命中したとしても弓の功者ではない
と韓非も言っています。
集団になればなるほど「何となく」曖昧にしか目標を持たなくなるもの。組織が大きくなれがなるほどより顕著に現れます。
その中でいかにスタッフに目標を達成させるには、3つのポイントが重要になります。
1.リーダー自ら情熱を持つ
2.明快かつ具体的に表現する
3.実務に落としこむ
リーダーみずからビジョンを伝え続ける努力をしているか。スタッフにとって目標はわかりやすいものか?
この中に公平感と達成感をスタッフに感じてもらう事がリーダーの役割です。
惜しみなくエネルギーを出す事ができるか?
それこそが伝えるためのテクニックとも言えます。
まとめ リーダーの仕事は組織に利益を出させること
冒頭でも言いましたが、リーダーの仕事はそのチームの能力を最大限引き出し利益を出させることに尽きます。
その他の事は↑を成立させるための方法論にしか過ぎないという事。
それ故リーダーは 結果 = 利益 以外をゴールにすることは許されないのです。
利益利益と言われるとすごくドライな感じに伝わるかもしれませんが、しっかりと順立てて理解すればビジネスとしてもっとも愛のある考え方であると気づけるはずです。
業務 → 成果↑↑ → 評価↑↑ → 報酬↑↑(スタッフ) → スキル↑↑
成果にこだわるというのは、そっくりそのままスタッフの豊かさにつながります。
成果を出せる人には必ず評価と報酬がついてまわり、そしてそれを達成するためのスキルまで得る事になります。
反対に成果にこだわらないという事は、それに続く評価や報酬、その後のスキルまで低いままでいいという考えです。
これをドライと呼ぶでしょうか?
強いて言えば、リーダーはここまで責任をとるつもりでチームをまとめていかなければなりません。
チーム(組織)は放っておけば必ず衰退するものです。
リーダーが矢面に立ち辛いとこは支え、いい所はチームに譲る。
そういった気概こそがチームが長く繁栄するポイントではないかと思います。
という訳で今回も現役美容師の問わず語りを最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考にした『武器としての「韓非子」』ですが、今回紹介したのは最初の1章ぐらいです。(内容多すぎて・・・)
まだまだ伝えたい内容があるのですが、気になる方は是非読んでみて下さい。
考え方の勉強👇
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