どうも、ベーやんです!
ほとんどの美容師の方が悩む時期。
それは若手スタイリスト(駆け出し)ではないでしょうか?
デビューしてしまえば、店長やベテランスタイリストと同じ立場。
お客様の年齢も自分の倍以上も離れている。
もはや、全裸で戦場に放り出された様な気分ではないでしょうか?
そんな戦場だとしても、自分個人の仕事でお客様から評価され、指名をして頂く事こそが若手スタイリストの目的であり理想であり本質だと思います。
そんな中で頑張っている方に役立つ内容を問わず語りしたい!
少しでも悩んでいる人は絶対に読んでください!
この記事を読むと、
指名をつける為にとるべき具体策が見つかる
物事を分析して、客観視できる
早く指名をつける事ができる
様になりますのでしっかりとイメージをして読んでもらえると嬉しいです。
目次
実力が足りなくても考え方と行動次第で指名はいくらでも増やせる!
まず初めに伝えておきます。
皆さんは必ず今よりもっと沢山のお客様に指名される美容師です!
今はそのやり方や頑張り方がわからないだけ。
それをこれからお話します。
【総合力】では先輩スタイリストに勝てない事を理解する
ほとんどの若手スタイリストは先輩スタイリストに勝てません。(今は!)
特に技術においては。
何年も修羅場をくぐりハサミ一つで飯を食ってきた美容師と最近ようやくスタイリストをになった若造。
総合的に見て皆さん駆け出しスタイリストが先輩に勝つことはありません。(レベルの低い先輩は除外)
お客様からしてみれば至極当然。
上手な人にやってもらいたいのがお客様マインドですよね。
なので数字が先輩スタイリストに追いつけなくても嘆く必要はなし。
それが普通で当たり前なので。
だけどそれでも先輩に追いつきたいし、追い越したいと思いませんか?
少なくとも僕はずっとそう思っていました。
それでも時に、ベテランスタイリストを抜き去る事がある
それでも、そんな若手スタイリストがデビューから数か月から1年くらいで先輩スタイリストを抜き去る事があります。
カットを見れば全然切れてないし、薬液設定も適当。
美容師から見てみれば全然たいした事ないのに、指名数だけメキメキ伸びていく。
もはや下克上。
総合的な美容師力 ≠ 指名数
美容師としてのキャリアや技術だけが指名を頂く理由になる訳ではなく、要するに、
現在の時点で実力が足りなくても考え方と行動次第で指名はいくらでも増やせるんです。
では、どうやれば若手スタイリストが指名をとっていけるようになるのでしょうか?
最初にやるべきは徹底的に【分析】
自分が実力で劣る場合、まず最初にやるのが、【分析】です。
しっかりと自分の置かれている状態と自分の能力を知っていれば勝てるポイントが浮かび上がります。
1、お店に来るお客様を分析する
まず最初に確認するべきは、お店のお客様の状況です。
調べてほしいのは、
- お店全体の年代ごとの人数
- お店全体の年代ごとの指名客数
- お店全体の年代ごとのフリー客数
※お店全体のデータ
できたら直近一年間のアベレージでだせると完璧。難しいならどこかの1ヵ月のデータでもだいたいはわかるので大丈夫です。
こんな感じでまとめるといいです。
例えばのデータを出してみると、
~10歳 | ~20歳 | ~30歳 | ~40歳 | ~50歳 | ~60歳 | 70歳~ | |
1 | 50人 | 80人 | 120人 | 120人 | 100人 | 60人 | 30人 |
2 | 10人 | 50人 | 110人 | 110人 | 90人 | 50人 | 5人 |
3 | 40人 | 30人 | 10人 | 10人 | 10人 | 10人 | 25人 |
この中で確認すべきは、お店のボリュームゾーンは30歳代~50歳代なのに対して、フリー客数のボリュームゾーンは~20歳代までと70歳以上という点です。
若手スタイリストが勝負できるポイント = フリー客数のボリュームゾーン
漠然と入客をして悩むのではなく、勝てるポイントに絞って戦うことが大事というわけです。
2、自店のスタイリスト達を徹底的に分析する
次に分析するのは、自店の他のスタイリストについてです。
調べて欲しいのは、
- 各スタイリストの好きなスタイル
- 各スタイリストのあまりしないスタイル
- 各スタイリストの特徴、性別
漠然とした感じになりやすいので、わかりづらい場合は、その本人や周りの人に聞いてみたりしてもいいかもしれません。
例えば、
一人目、歴15年のベテランスタイリスト
- ボブベースで重めのスタイルが多い
- ウルフ系の軽いスタイル
- セニングを主に使う、白髪染めカラー比率高い、男性
二人目、歴5年の中堅スタイリスト
- ロング系が多い Aライン
- ショートスタイル
- ファッションカラー比率高め、ショートをおススメしてない、女性
自分以外のスタイリストがこの二人だった場合、スタイルはボブ系、ロングAライン系は先輩スタイリスト達の寡占市場と仮定します。逆にウルフ系やショート系の軽いスタイルに関してはブルーオーシャンであると言えます。さらにパーマスタイルもあまり提案していないので、そこもねらい目。
つまり、
若手スタイリストが勝負できるポイント = 他のスタイリストが苦手もしくはやらないスタイルやメニュー(ブルーオーシャン)
やはりここでも他のスタイリスト達と張り合うのではなく、勝てるポイントを見つける事が大事です。
性別はけっこう重要で、同じ結果になっても性別が違えば、ブルーオーシャンになる可能性があるので参考になることもあります。
3、それぞれをまとめる
1,2の分析をまとめると、
- 10代、20代、70代以上にフリーのボリュームゾーンがある
- ウルフ系、ショート系の軽いスタイル、パーマのメニューが手薄
となりました。
つまりこの部分が先輩スタイリスト達に実力で劣る若手スタイリストが勝負できるポイント(ブルーオーシャン)です。
【最重要】ブルーオーシャンを徹底的に狙う
ブルーオーシャンがどこかわかれば、あとは徹底的にやるだけ。
そのお客様達のお役にどうやったらたてるでしょうか?
10代20代の好きそうなスタイルや話題を毎日しっかりとリサーチしインスタやツイッターもしっかり更新してアウトプットも効果的!70代の為に時事ネタも勉強しましょう。いろんな病気や健康法などもいいでしょう。腰におくクッションなんかもうれしいかも。
軽いスタイルの為に、レザーカットやストロークカットも効果的抜群。先輩スタイリストが持ってない技術なら比べられる事もありませんよ。よりよいパーマの商材についてもディーラーに相談できます。
考えればもっともっともっともっと出てくるはずです。
思いつくだけ書き出しましょう。
そしてその為だけに一生懸命になればいいです。
毎日毎日自分ができる事をひたすらやりましょう。
ここ以外に悩む事はありません。
【補足】日本におけるボリュームゾーンは大人女子
先ほど述べた「ブルーオーシャン作戦」は駆け出し美容師が初速を高めるため戦術です。
本来であれば日本の人口のボリュームゾーンである30代~50代の女性、いわゆる大人女子に支持される美容師が王道かつ最重要なので平行して、ここのゾーンに対するスキルを身につけましょう!
大人女子の求める美容師像は、
- 専門知識
- 技術スキル
- 接客スキル
- 教養
- 身だしなみ
- チームワーク
この全てのレベルが高く、簡単にはいかないですが今のうちからしっかりと意識をしておく必要があります。
【まとめ】『勝つ=指名を増やす事』にこだわろう!
少し難しく感じる部分があったとは思いますが、
美容師力が弱くてもライバルが少ない所で勝っていく!
事が肝要です。
一見逃げ腰でカッコ悪い思考に感じるかもしれませんが、むしろこれは『勝つ=指名を増やす』事に最大限こだわった戦術。
そしてさらに肝要なのは、
ブルーオーシャンを見つけたら、そこでは絶対に誰にも負けない努力と工夫をする事です。
先輩だろうと後輩だろうと絶対に譲ってはいけません。言い訳もなし。
間違いなくそこが皆さんの時間とお金と情熱を投資する場所。
結果の出ない人は、必ず言い訳をします。
最低一年間は必ず本気でやりましょう。
そして結果がついてくれば、さらに他のお客様まで指名にしてしまえばいいんです。
絶対に結果はでますよ。
という訳で現役美容師の問わず語りを最後まで読んでいただきありがとうございました。
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