どうも、べーやんです!
最近なにかとお客様から「頭皮がかゆい」とか、「赤いできものがある」なんて話が増えてきたような気がする今日この頃。
実際にそういう人頭皮の状態もあまりよくなく、特にカラーなんかをするときは専用の保護剤(スキャルプモイスチャー)を使う事も増えてきてます。
こうした状態がエスカレートしていくと慢性的な皮膚炎になり髪の毛が薄くなったり細くなったりと後々悪いことが起きる可能性があります。最悪の場合にはアレルギー反応がおこったりすることも。
こういった事態をできるだけ避けるためにも美容師がしっかり知識をもってお客様に必要な処置をしていく必要があります。
という訳で今回は皮膚炎に効果のある成分をまとめましたので問わず語りしていきたいと思います。
目次
皮膚炎とは?
皮膚炎(ひふえん)とは、皮膚に起こる炎症のこと。別名湿疹(英: Eczema)ともいう。湿疹の特徴として「外見上、多様性に富む固疹が、時間的にも状態的にもみられる」「病理学的にリンパ球などの炎症細胞浸潤がみられること」などがあげられるが、統一した定義をつけることが困難な概念である。外見の変化を専門的には湿疹の三角形と言われ別項に記す。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
とあるように「これが皮膚炎です!」と定義することが難しいみたいですが、美容室で起こる皮膚炎は、
薬剤もしくは物理的刺激によって皮膚がかゆみ、痛み、しびれ、炎症等を伴う症状
と理解するといいでしょう。
よく使われている成分
ここから紹介するのは美容によく使われている抗炎症作用、抗酸化作用のある成分です。
グリチルリチン酸2k
天草(カンゾウ)という漢方でもよく聞く植物の根や茎から採取した成分にカリウムを混ぜたもの。抗炎症作用がある。
フラーレン
特に抗酸化作用の強い成分でビタミンCの125倍~250倍あるといわれている。活性酸素やフリーラジカルを消去する作用があり、美肌効果や肌の老化防止の効果があるとされている。
ノーベル賞を受賞したことで有名。
ホホバ
ホホバの種子から得られるホホバオイルは古くからスキンケアをはじめ、火傷や傷に用いられている。抗炎症作用がある。
アスタキサンチン
藻類やオキアミ、エビ、タイなどの自然界の多くの動植物組織中に広く分布している。抗炎症作用、抗酸化作用がある。
フルボ酸
有機物の一つ。抗炎症、抗酸化、キレート作用がある。
ローズマリー
カラーリング等の化学処理された頭髪の抗酸化的な損傷抑制作用も認められている。
まとめ 軽くでも知っておくことも重要!
いくつか頭皮にあいい成分を紹介しましたが、じつはもっともっとたくさんの種類の成分があります。全て紹介すると大変なので(笑)このくらいにさせてもらいましたが、現場で活躍されてる美容師さんも新しい商品や薬剤が発売された時には裏に書かれている成分表を確認する習慣をつけるといいでしょう!
繰り返していくと分からないなりに成分の傾向と疑問が見えてきます。
なぜこの成分が使われているのか?
こんな疑問を解き明かしていけばより知識は深まり、技術は向上し、お客様への説明力も合わせて高まっていくでしょう。
という訳で【現役美容師の問わず語り】を最後まで読んでいただきありがとうございました。
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