どうも、べーやんです。
よく2,3年目のアシスタントから質問される後輩あるある。

一年目はがむしゃらにやってきて2,3年目になるとだんだんと周りが見えるようになってくる。
よーく先輩の仕事見てますからね!そりゃこんな質問もでてきますよ。
しかし、この件について毎年毎年同じ話を後輩にしているなぁ・・・
こういった質問に答える時は色んな角度から複合的にとらえていく必要があります。中途半端な自分都合の回答では賢くなってきたアシスタントは納得しません。しないどころかどんどん先輩に不信感を募らせていきますよ。
という訳でなぜアシスタントがシャンプーをしないといけないか?について問わず語りしていきたいと思います。
この記事を読んで鬱憤のたまってるアシスタントの溜飲が下がる事を願っております(笑)
目次
何のためにアシスタントをしているのか?

まず最初に皆さんの目線(アシスタント)で考えていきましょう。
それでは早速ですがアシスタントの皆さんにお聞きします。
なんのために皆さんはアシスタントをしているんですか?
ここの前提を間違えると話はいろんなところにすっ飛んでいきますからしっかりと理解してくださいね。
いいですか?
結論から申し上げると皆さんが今アシスタントを頑張っている理由は、
早くお客様を担当できるいいスタイリストになるためです。
ずっとアシスタントとして働くつもりで今日を過ごしていますか?
精神論ではなく、いろいろな意味で早くいいスタイリストになりたくないですか?
アシスタントは限りある時間を有効に使うために出来るだけ多くの技術を学んで実践していくべきだと思いませんか?
営業中の貴重なスキルアップの時間を逃す手はない。
そういった意味ではアシスタントのうちはシャンプーに限らず、できる技術は全てもらいに行く!といったスタンスが正解です。
アシスタントに限った話ではないですが・・・(ここが意外に問題かもね笑)
自分にとって成長できる有益な時間を選択する!
この感覚がとても大切なんですね。
生産性でとらえる

先程申し上げたことはアシスタントは自分自身を成長させる為の考え方です。ここからは仕事、商売として本質的な回答をしていきましょう。
スタイリストとアシスタントの違いはなんでしょうか?
結論から言えば、生産性です。
もっとわかりやすくいえば売上への貢献度。
それはカットが出来る出来ないだけではなく、フロアを見渡す能力、気遣い、雰囲気、お客様の安心感など多角的な要素まで全てです。
同じ時間でもアシスタントとスタイリストが生み出す生産性は違うのです。
逆を言えば、スタイリストの生産性がアシスタントの生産性より低いなんて事はあってはならないともいえます。
例えば、シャンプーを代わってもらったスタイリストがやるべき事は、待合で待ってるご家族にさり気なく話しかけ、髪の話題をしながら次回の予約につなげる。
これもれっきとした生産です。元々無かった売上をシャンプーの時間で創り上げたということになります。
こういったプラスαの生産をして行くことがスタイリストが行うべき仕事ですね。
アシスタントはサロンの生産性が高まるように、スタイリストにより生産性の高い稼働をしてもらうためにアシストしましょう。
他にも飛び込み客や電話、業者などリアルタイムで起こる仕事にスタイリストは対応する必要があるので、その為にも空けれる手は空けておくのが業務上望ましい事になります。
もし、生産性の低いスタイリストがいれば、それは業務的にはアシスタントの業務をすべきかもしれませんが・・・
ちなみにアシスタントでも店販やトリートメントなどのオプションの催促やお客様とのコミニケーションでいくらでも生産性は高める事ができますよ!
アシスタントは雑用じゃない

以上が僕がいつもアシスタントにする回答になりますが、忘れないでほしいのは、
アシスタントは雑用じゃない
という事です。
もちろん、シャンプーをはじめとするアシスタント業務は、自己の成長の為、店舗の生産性向上の為やって行く必要のある事です。
しかし、それは我慢をしてやっていく事ではなくらお客様に喜んで頂いてると言う事を楽しみながらやっていく事です。
そこをはき違えると美容師という仕事がつまらない、なんの輝きもないものになってしまいます。
目の前のものを最大限に楽しんでやる!
これが長く美容師を輝かせるコツです。
そして先輩も後輩に仕事を代わってもらうべき人になる事が大切です。
結局言葉で説明するより、先輩として仕事で魅せる事が出来ているかが大切なんですけどね。
という事で今回も【現役美容師の問わず語り】を最後まで読んでいただきありがとうございました。
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