どうも、べーやんです!
最近何かと耳に入ってくる【酸熱トリ】や【髪質改善】や【美髪チャージ】なんてメニュー。
マツコ会議で取り上げられて以来お客様にとっても気になるメニューとなりました。
美容師って何かと新しいものを嫌う癖があると思うんですよね。
ちなみに僕もそうです。(笑)
自分の想像が及ばないものはとりあえず否定しとく。
しかし、この【酸熱トリ】【髪質改善】【美髪チャージ】はメニュー化する価値のあるものです。
『サイエンスアクア』という商材を実際に使用して検証しましたので問わず語りしていきたいと思います。
成分についてはこちらを参照してください↓
目次
【酸熱トリ】【髪質改善】【美髪チャージ】とは?
マツコ会議で一躍有名になった髪を美しくするためのメニュー。高額な単価設定なのも特徴。
技術の最後に必ずアイロンで仕上げるので一部の美容師からは否定的な意見も聞こえてくる反面、髪質改善専門サロンが出店してくるなど、世間の評価は高いものがあります。
使う材料と美髪になるしくみ
使う商材は『サイエンスアクア』。
そして基本となる材料はこの3つ。

左から
・S-AQA OH (エスーアクア オーエイチ)
・SーAQA アミノ アシッド
・S-AQA OH モイスチャー
を使用していきます。
もう一つ施術に欠かせないのがアイロンにシリコンラバーを重ねて使用する、まもる君。

もう一つS-AQA モイスチャーL という剤がありますが、そんなに使用しないとの事なのでこの記事では割愛させて頂きます。
アルカリ電解水の油分を柔らかくする特徴を活用したキューティクル移動理論。アルカリ電解水を髪組織及びキューティクル間に浸透させキューティクルCMCを柔らかくし毛髪の形状を変化させます。
アミノ酸の脂質を隙間に届け、かつ留まらせることにより毛髪そのものの感触や艶を与え繰り返し行う事で持続効果が高まります。
サイエンスアクアの資料より
との事。
トリートメントの上位互換って感じですかね?
検証あるのみ!
ざっくり言えば新しいトリートメント
ストレートパーマとトリートメントの工程がまるで融合したような施術。還元剤は使用しない(微弱に入ってる?)けどアイロンは使用する。シスチン結合を切らないんですよ。
かなり新しい発想だと思います。
アプローチは違うものの仕上がりに関してわかりやすく言えば、新しいトリートメントです。
間違いなくストレートではない!
還元剤についてはコチラを参考に👇
高い世間の認知度
そして【髪質改善】【美髪チャージ】は世間の認知度が高いものになっています。
べーやんの住んでる広島でもテレビCMで見かけるほど。
これは極めて重要な事で、サロン側がわざわざ告知しなくても市場に価値が存在しているという事なんです。
【髪質改善】【美髪チャージ】の工程
ドライ状態から薬剤を塗布


工程に関してはトリートメントを想像してもらうといいでしょう。
1.モデルの髪に何もついてなければそのままで、もしスタイリング剤などがついていれば一度シャンプーをしてから完全にドライして下さい。

今回はスタイリング剤が付いてないのでそのままやります!
2.そして最初にS-AQA OH を根元1cm離したところからしっかりと塗布していきましょう。※S-AQA OHは水状になっているのでスプレイヤーにいれての使用がおススメです。
3.次にその上からS-AQA モイスチャーを重ねて塗布します。薬剤が薄く白く残るくらいが目安。※S-AQAモイスチャーは粘性が高いのでカップに出して刷毛で塗布しましょう。

この段階でキューティクル間にアミノ酸、脂質を浸透させていきます。
この状態でアイロン!!!!
正直べーやんはここで驚きました。
4.ここでアイロンをします。

薬剤でベタベタの状態からアイロンなのでまもる君が必要になるんです!けっこう手がベタベタになるのでタオルを用意しておいてください。
そして守君ををかぶせたアイロン180℃で優しくプレス!パネルの目安は3センチくらいでいいです。
これはノンテンションで行ってください。そして髪が約40℃くらい(ちょっとあったかいくらい)を目安に全体をアイロンします。
そのまま流して薬剤をなじませる
5.アイロンで毛髪に熱を持たせたらそのままお流し。
流したのちにそのままSーAQA アミノ アシッドをつけましょう。全体になじめばいいのでアプリケーターに入れて使用するのがいいでしょう。※この中に重要な成分『グリオキシル酸』が入っています。
しっかりと塗布漏れが無いように丁寧に!
ちなみにSーAQA アミノ アシッドは10倍希釈ですのであしからず。

しっかりとなじませたらコンデショナーをつけて終了です。
完全ドライから再度アイロン
6.こちらも通常どうり完全に乾かしてツインブラシでブローしてください。ノーテンションでゆっくりとツヤを出しましょう。

そこからさらに180℃のアイロンで仕上げ。
この際プレス&スルーではなくタップ&スルーで小刻みに行いましょう。
少し時間がかかりますがここはしっかり。
そうすると、

誰しもが喜ぶ艶髪の出来上がり!
実際技術としてどうなのか?
正直いいますよ!
期待値に対してはなんとも言えない!
細かい理屈や理論は放っておいて、高単価メニューとしてお客様にどう伝わるのか?少し不安も残る部分がありります。なんというかストライクゾーンが狭い気もする・・・
理屈としては毛髪に新しい架橋をつくって状態をよくするという仕組みなのですが、シスチン結合のそれとはパワーがまるで違う。
お客様自身も実際ストレートパーマだと思っているケースが多いです。
でもめちゃくちゃ悪いわけではないんです!ないんですが、どうしてもしっかり伸びたストレートパーマと比べると物足りないんですよ。
ちなみに最後にアイロンで仕上げるのでどうかと思い、すぐにもう一度シャンプーして確認したところ、毛先こそ少し状態が戻りましたが、中間から根元に関してはかなりいい状態でした。
なにかしっとりしたものが髪に詰まっている感じ。
やはりストレートではなくトリートメントの上位互換という立ち位置が最も正しいと思いました。
重要なのはお客様への過不足のない説明ですね。必要な方にしっかりと利用してもらう事が大切!
それでも【髪質改善】【美髪チャージ】は活用するべき!
技術として何とも言えないのにどうして?
それは価値を感じているお客様がから。
先程も言いましたがテレビCMで流れるほど世間で認知され、専門のサロンが続々とオープンしています。
これは紛れもなく【酸熱トリ】【髪質改善】【美髪チャージ】というワードが価値を持っているというほかならぬ証拠になります。美しくなりたいという思いは【酸熱トリ】【髪質改善】【美髪チャージ】というキーワードに乗ってお客様が動き始めているんです。
商品としてのストライクゾーンが狭いといいましたが狭くしているのはほかならぬ僕ら美容師かもしれませんし、活かせる方法があるかもしれません。さらにはもっともっとよさが見つかるかもしれません。
ですからこれからの伸びしろも含めて、【酸熱トリ】【髪質改善】【美髪チャージ】というメニューは取り入れるべきだと思う訳です。そうする事でたくさんのお客様がそのサロンを見つけてくれるはずですよ。
美容師がこれからしていかなければいけない事は技術だけでなく、より大きな想像していく事です。
新しいにチャレンジしていきましょう!
騙されたと思ってメニュー化してホットペッパービューティーで打ち出してみて下さい。
スタイルさえ分かりやすいものを作れていれば必ずレスポンスがありますよ。
必ずしも 美容師がいいもの = お客様が欲しいもの ではないですからね!
という訳で【現役美容師の問わず語り】を最後まで読んでいただきありがとうございました。
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